0603 バツイチだと言われた
もうそれどころじゃなかったけれど、今日は名古屋でライヴ。
愛知住みの友人🐰と会えるのが何よりのモチベだったけど、生憎の台風の影響で新幹線が止まり、ほんの少ししか一緒にいられなかった。
でもやっぱり今1番一緒にいたい人(彼を除いて)だったから遠距離だったのにこのタイミングで会えたのは嬉しかったな。
何もかも全肯定して元気づけてくれてありがとう。
彼を待つにしろ待たぬにしろ、新しい彼氏を見つけて遊ぶのは悪いことじゃないと背中を押され、今日からマッチングアプリを再開して一緒に画面を見ながらアリなしってスワイプしたりした。
鬱彼界隈で考えたらブロックくらいたいしたことない忍耐だけど、一般的に考えたらもう十分それは自然消滅に値するし、縛られる必要はないよねって。
私的にはブロックだけなら継続しておとなしく待っていたけど、真実の詳細がどうであれ見えない答えを黙って待っていられる程の精神力がなくて誰かに縋りたい気持ちで新しい恋を探し始めた。
ライヴは全く集中できなくて。
たくさんの写真を見た影響で生々しく脳裏に浮かぶ彼の顔。
刺激が強くて思い出さずにいられなくて、どんなにライヴが盛り上がっていても心が彼に引っ張られてしまう時間が多く、突然棒立ちになってじっとステージを眺めていた。
隣の席で見ていたライヴ相方の友人にも「いちごちゃんが時々スンッてしてた」と気付かれてしまい、反対側の席のとんでもないノリ方をするメンズのせいにした。
愛しい恋しいという気持ちではなく、ただショックの大きさに放心してしまう感じだった。
食事もなかなか喉を通らなくて、昨日も今日も殆ど何も口に出来なくて。
打ち上げはさすがに何か食べないと同席の相手に悪いと思ってそこそこ食べたつもりだったけど、あまり箸が進まなくて心配されてしまった。
ホテルについてドアを閉めた途端、張り詰めていた「元気なフリ」が終わって、唐突に声を上げて泣き喚いた。
自分でもビックリしたけど、私の心はそんなに悲鳴をあげていたんだな。
少し泣いて荷物を片付けてとりあえずメイクを落として、ちょっとゲームでも…と開いたら彼から連絡がきた。
思わず反射的にスクショを撮る。
この行為は彼とのやりとりがとても貴重であり、今後もうそうそうないかもしれないと分かっている故の「過去として噛みしめようとする」無意識の記録だ。
バツイチです。黙ってて申し訳ない。大切だったけどもう疲れてしまって。申し訳ない
緊張感が走る。
こんな状況下においても私が1番注視したのは「大切」の2文字だった。
人は欲しいものに目が行って、現実を都合よく解釈しようと喜びを探る。
私が使った単語を返してくれただけで彼から自発的に出た言葉ではないけれど、少なくても過去はちゃんと肯定してくれた。
私はただそれだけでも十分に嬉しかった。
バツイチに関しては少し安堵したけど、あまり信憑性を感じられなくて。
彼の言葉を待っていたけど、望んだ回答であった筈だけど、正直それじゃないと感じたりもした。
2つめの「申し訳ない」が何に対してなのか分からなくて、私はフラれたんだろうかと感じはしたけれど今ならラリーが出来る気がして即返信をした。
お返事ありがとう。
鬱は本当?
まずは配信済みになることに胸をなでおろす。
一言だけで逃げてしまわず、ちゃんと向き合おうとしてくれていた。
そしてやはりすぐに返信が届いた。
今も治ってないと思う。一応社会復帰はしてる。
前半の納得と、後半の衝撃と。
でも私は内容よりも「彼とコミュニケーションが取れている」ということに感動と興奮を感じていた。
バレンタインぶりに言葉を交わした。
4ヵ月ぶりだった。
彼に対しての菩薩モードは最早クセのようなもので、無意識に、反射的に、優しい言葉を探して返事を書いた。
急がないと着信拒否されてしまいそうで、彼を受け入れるのだと言った気持ちに嘘がないことを分かって欲しくて焦って文章を組み立てる。
頑張ったんだね😢すごいね。
それだけでも嬉しい。
私3年かかったからまだたったの数ヵ月でそこまでこれたの本当にすごいことだと思う。
私のこと疲れちゃうのは当たり前だよ。
2つめの「申し訳ない」を別れではなく、ブロックしたことと解釈した上でもう1通続けて送った。
鬱の人が恋人をブロックするのはよくあることで、私と距離を置くのは何も悪いことじゃないよ。
いつか気持ちが落ち着いてまた私とお話ししたいと思ってくれたらいいな。
彼を好きな気持ちが自然と溢れた文章。
だけど「待ってる」という言葉は意図して使わなかった。
お休み宣言をされた時のように、彼のプレッシャーになってしまうからという理由ではなく、待っていられる自信がなかったから。
私はもう次の人を探すと決めていたから。
大好きだけど、彼の言葉を信じられなかった。
それでも「ブロックは終了ではない」という意思表示をしたかった。
好意と絶望と未練と信念、たくさんの矛盾が交錯する複雑なやりとり。
お返事頑張ってくれてありがとうね。
そして過去を肯定して大切だと言ってくれてありがとう。
環境的なしがらみは黒かもしれないけれど、私たちの恋愛感情においてはちゃんと真実の惹かれ合いがあったのだと感じることが出来た。
それだけでも収穫だよね。
1人で泣くでも考え込むでもなく、友人🐰に報告をした。
一緒に分析考察して貰って、自分の気持ちを少し整理した。
LINEはブロックされたまま。
彼はどんなつもりでブロックしたのかという話になって、それこそ鬱恋人あるあるの行動なのだから別れたいという意思の自然消滅を狙うものとは限らず、単純に関りを持つのが「今無理」なだけであって不愉快故に強制的な口封じである可能性も十分にある。
このやりとりに関してはもうこれ以上彼から返事がくるとは思っていなくて、お互いに言いたいことを言えて、聞きたい言葉が聞けて、少しスッキリしたんじゃないかなって思った。
社会復帰したって聞いてもないのに、今回のこの必要最低限であろう会話の中に織り込んでくるっていうのはやっぱり彼にとってそれだけ重要事項なんだなぁ。
これが最後のやりとりになるのかな。
終わってしまった、のかな。