まっすぐな視線

鬱彼氏とのお付き合い日記

0526 報告したいことなど何もない

メンクリ通院日。

「最近どうですか」と聞くであろう先生に何を報告しようかと直近を振り返ってみたら、彼との進捗は何もないままで、私はただ寂しさや悲しみに打ちひしがれて体調を崩し気味な日々が続いていて虚しくなって待合室でボロボロ泣いてしまった。

私はきっと普段見て見ぬふりをしていたんだろう。

 

夜寝て朝起きる生活は定着しつつあって、2日程早朝5時に目が覚めて過眠モードも明けたらしく1日がとても長く感じる時があったので1度だけ泳ぎに行った。

肌が弱くて汗をかいたたまにするとかぶれてしまう私の運動は水泳一択で、太りすぎたのもあったし体力落ちてるのもあってずっと行きたかった場所。

2km泳いでその日は爽快な気分だったけど、たまたま調子がいい日だったみたい。

 

最近はまた疲れやすくて横になって眠る態勢になることが多いものの、眠りが浅くて悪夢や不快感ですぐ目を覚ましてしまう。

でも起きてようとすると疲れてしまってダメで。

起きても訳の分からないストレスに苦しんで太ももに爪を立てたり腕にかぶりついたり多少の痛みを与えてなんとか耐えていた。

相変わらず時折呼吸が苦しく感じたり。

分かりやすい動悸や過呼吸が起きないものの、その一歩手前の同じ症状で不安発作に変わりはないんだろうな。

頓服の抗不安薬をモリモリ飲んでまた強引に眠る毎日。

飲めば効果を感じられるだけ救いだけれど、その分どんどん飲む頻度があがってちょっと焦っていた。

 

なんでだろう、毎日何も変わらない音信不通の日々ってだけなのに。

昨日も今日も一昨日と同じで、改めて傷付く案件なんて何も起きていないのに。

何もない筈なのに落ち込む自分を認められずにいるのも理由だろうか。

ずっと音信不通であることに対して私は落ち込んでいいんだろうか。

落ち込むってことは悲しみに向き合うこととイコールなのかそうではないのか。

どうしたら自分の気持ちをうまく吐き出せるのか分からなくて、時折眠りから覚めて「さみしい、さみしい」と声に出して無意識に泣いている時がある。

よくわからなくてただ「かなしい」の時もある。

ほぼ夢遊病状態。

 

呼び戻して貰ったグルチャがやっぱりストレスで通知の頻度に後悔して疲労感を感じていたり、単純に気が合わないのか私の体調が悪いのか少し思い悩んだり。

彼が私に話してくれた「今までは気にならないことがひっかかるようになる」に近いものを感じて、悩みを増やしていた。

 

悪夢の内容は家族の出演が殆ど。

別に最近は家族のことで悩んだりしていないのに、夢には家族が出てくることがとても多い。

ストレスに喘いで蹴り飛ばしながら「こっちこないで!」って叫びと共に起きたりする。

許せない、という感情がとても強くある。

私の精神不安定の根底には幼少期のストレスが未だに癒されていないのが大きいんだろうなって気がする。

 

親と疎遠の彼もきっと満たされぬ愛情に苦しんだ自己形成なんだろうな。

十分な愛情を受け取って育ってこれなかったから、彼は大人になってこんなに愛されたがっているんだろうな。

カウンセリングを受けてもきっとそんな簡単に緩和する問題ではないだろうけど、今まで触れてこなかった禁断の扉を開けて向き合うことで少しでも彼が生きやすくなりますように。

会えなくても、連絡がとれなくても、自分がしんどくても、それとは関係なく彼の健やかな日常を祈る。

元気なわけはないだろうけど、少しでも穏やかに時間を過ごせますように。

 

メンクリの診察では「息苦しい時に心臓をトントン叩いたりするといい」とジェスチャー付きで先生がやって見せてくれた。

その動きにとても既視感があって「心臓がモヤモヤした時よく殴ります」とか「腕にかみついたりします」と告げたら、まさかの正解だった。

息苦しい時に息苦しいことを意識するともっと悪化するそうで、気を紛らわせる為に他に刺激を与えるといいらしく、温度の違うものに触れたり手の甲をつねったりして「傷の残る自傷ではない方が好ましいね」とのこと。

噛みつくのも心臓を殴るのも自傷なんだな、そっかと冷静に理解した。

「今度そうなったら保冷剤を握ってみようと思います」と言ったら「いいですね」って言われた。

 

あとハルさんのカウンセリングの後に否定を感じて反発心で心が乱れたことを告げ、もし病院と提携しているカウンセラーがいればそちらの利用も視野に入れたいと申し出た。

先生も近々提携を予定してると言ってたので「近々」次第ではまたカウンセリング受けてみようかな。

必要なのかどうなのか分からないけれど。

 

不調が訪れると休職延長して正解だったなと少し安堵する反面で、軽い筈の私がまだこんな状態なら彼が治る筈はないなという諦めと絶望が入り混じった気持ちも湧く。

いつになったら…なんて野暮なことは言わないけれど、未来が見えないってもどかしい。