まっすぐな視線

鬱彼氏とのお付き合い日記

0430 覚悟のカウントダウン

彼氏のお誕生日まで1週間を切った。

来週の今頃、私は笑ってるかな泣いているかな。

やっとの想いで無の境地に入れたけど、また不幸になる覚悟を決めて踏み出さなきゃいけない。

関わりたい欲求は爆発しそうなのに、傷付くのが怖い。

お祝いのお礼に「ありがとう」の一言くらいって思うけど、希死念慮昂ってたら生誕ネタ苦痛かもしれないし、ここに至るまでの逃避行動が今回を単独扱いせず気まずさ引きずってしまうかもしれないし。

 

連絡することを考えると強い恐怖が湧く。

それは拒絶感を味わったことがトラウマになってるからで。

好きだけど、触れたくないと思う感情は混在する。

好きだからこそだけど。

でも空想の中で生きたって仕方ないから現実に踏み出さなきゃいけないよね。

私さえこう思うなら彼はもっとハードル高いよね。

 

私は彼を拒絶した記憶はないけれど、彼からしたら「辛いのに分かってくれない」と感じることはあっただろうし、申し訳ないと思うからこそ更に何も出来なくなる負のループで自信喪失してるだろうし。

言葉じゃないもので「ありのままでいいんだよ」を伝えるのって難しいね。

伝わるまで諦めないつもりでいるけど、そう伝えたい気持ちを忘れて「もっとこうして欲しい」が高まってしまう時が全てを台無しにする。

まずは私がありのままの彼をしっかり受け止める土台を築かなきゃ。

 

お誕生日のお祝いをしたら、例えお返事があったとしてもまたしばらく放置を続けようと思ってる。

私の為にも。

最近やっと「今は無理に連絡取り合うべきじゃないんだな」って理解が追いついて、寂しさよりも必要性に納得してるところ。

でも5月末日に「明日から復職する」ってことだけ伝える予定。

先に復職すると知ったら劣等感を刺激してしまう気はするけど、ずっと病んだままの情報からアプデしないのも違和感があるし、大切なことだから伝えたい。

本当は励ましの言葉を求めたいけど、彼の立場になって考えたら何て言えばいいか苦悩するなと思って「心の中でそっと応援していてくれたら嬉しいです」って表現にしようかなと思っている。

その上で彼が発言力を発揮するかどうか任せればいい話だし、ダメなら未読無視されてもこの件に関しては仕方ないと思うし。

 

気付いたら7ヵ月が過ぎていて、彼が療養モード1年を迎えるのもあっという間になりそう。

我ながらたった1ヵ月未満の幸せの余韻でよく頑張ってるなぁと思う。

 

鬱彼界隈のフォロワーさんが、両親と円満でない彼氏にいつか「家族になろう」と言ってあげたいと発言していた。

とても共感して私もいつか彼の家族になりたいと思った。

私も親とはあまり円満ではないけど、表向きは問題化していないから鬱になった時はまっすぐ頼って実家で療養させて貰った。

病院の送り迎えも、衣食住の面倒も見て貰った。

いざとなれば親のすねをかじって生きていける安心感があったから、仕事を失った将来の不安も小さかったのだと思う。

仕事も退職ではなく休職だったから満額ではないもののお金は貰えていたし、保険証も変更手続きせず使えていた。

でも彼は会社を辞め、実家にも帰れず、身を寄せた親戚の家に定住も出来ていなくて、どれだけ心細くて不安だろうか。

 

寄り添ってあげたい。

ついつい言葉で、距離で、会うことでそれを想像してしまうけど、彼が1番安心出来る形が「無連絡でいたのにまだ待っていてくれた」ならば、私は今はじっと待ちましょう。

機嫌を損ねず、不安で潰れず、彼を抱擁してあげられる自分でいることが彼の為になる筈。

そして私に対して安心感を抱いてくれることで私への対応も変わっていけば、ひいては私の為にもなる筈。

目の前の欲でなく、未来を見て動けるようになりたい。

 

とは言え、連絡することを具体的に想像するここ数日はリアリティを失いつつあった彼の存在感が生々しく浮かぶようになって、寂しくて泣いています。

恋しいよ。