まっすぐな視線

鬱彼氏とのお付き合い日記

0415 根拠のない言葉

人は昔から不安になると目に見えないものに頼る生き物。

神然り、卑弥呼の存在然り、仏像の存在然り、人は根拠のないものに縋って希望を守ろうとする。

私はそういうのがあまり好きではない現実主義者なんだけど(心理学の観点からはとても興味がある)鬱彼界隈ではやはりお盛んなので自然と目にする機会が多く、興味本位で私も意識するようになった。

ツインレイって存在もこの界隈ではお相手がそうだと信じている人も少なくない。

タロット3枚をツイートしてどれを選んだかによって彼の気持ちは今こうであろうという詳細をYouTubeで語るというタイプの占い師が何人かいて、たまに暇つぶし感覚で少しだけ動画を再生したりもする。

 

今日もたまたま気が向いて、お茶しながらぼーっと動画を眺めていた。

私が選んだタロットは最悪だったらしく、彼の状態は絶望的とのこと。

過去に言われた言葉が深く胸に突き刺さって抜けなくて苦しんでいて、恋愛も結婚も自分にはもう無理だって思いこんで人間不信になっていると説明があったので「それっぽいな」と思いながらお茶をすすって見続けた。

 

それに対しての私を意味するカードに占い師は思わず笑いがこみあげていて、こんなに強いカードが揃うのは珍しいと素晴らしい素晴らしいを連呼した。

あなたはどんな彼でも支える覚悟が出来ていて、絶望して塞ぎ込んでいる彼さえも主導権を握って考えを変えさせる力があると。

他の人では絶対に出来ないことでもあなただからと思って彼は心を開くでしょうと言った。

彼が抱えてる苦しみや何か言われて傷が癒えてないこともあなたは全部知っていて、私が全部忘れさせてあげるくらいの強い気持ちがあなたの中にある。

だからこそ彼はあなたじゃなきゃダメだと感じていていますと。

 

そういう展開にもっていくための予定調和かもしれないし、どんなカードが出ても言い方によって印象を変えるだけのテクで視聴者の満足度を煽ろうとしているのかもしれないけれど、なんか自分を認められた気がして泣いてしまった。

きっと「そうであったらいいな」の気持ちが高まって耳を傾けたからこそのものだったと思う。

現実主義者の私にとってはあるまじき傾倒だったけれど「私は間違っていなくて未来には希望がある」と背中を押して欲しかったタイミングにハマったんだろうな。

 

毎日毎日カレンダーを開いて、前回送ったLINEの未読日から何日経ったかを数えては閉じている。

半月ちょっと頑張った。

次の連絡予定の彼の誕生日までもあと半月ちょっと。

毎日蕁麻疹が出るし、また生理もとまっちゃったし、免疫力低下の症状もあちこち出ていて体調は全然いいとは言えないけど、悪夢や不安発作の精神症状がなくなっただけ落ち着いてきた頃。

新しくゲームも始めて、なるべく悶々と苦しむ時間を減らして生活出来ますようにと願う。

今はただそれだけでいい。