まっすぐな視線

鬱彼氏とのお付き合い日記

1101 頑張れるけど頑張れない

もう昨夜のしんどさからして翌日の社会人生活は諦めていた。

朝起きてもしかしたら割と元気かもしれないとも思ったけれど、このしんどさは無理が効かない、休養が必要だと思った。

だから昨夜、起きれなくてもいいと開き直った上で薬を飲んだのだ。

 

月初作業で忙しい1日と分かっていながら、今週いっぱい休みますと告げた。

電話も不可能ですと拒否して副部長へのLINEと社内連絡ツールに書き込みをして、休暇申請の処理だけしてPCを閉じた。

今日1日のんびりしたら気持ちは少し回復するかもしれない。

でもそんな短時間で回復出来る症状じゃない気がしていた。

今まで耐えてきたけど、私はとっくに限界を超えている。

1度認めたら突然何も頑張る気力がなくなってしまった。

 

とは言え体はまだ元気で食欲もある。

ゴミ出しをした後、着替えてそのまま朝マックを食べに行くことにした。

仕事をサボって平日の朝マックでのんびりするなんて不真面目にも程があるけど罪悪感は全くない。

休むからには思い切り好きなことをして自由を堪能しようと思った。

 

しかし足が動かない。

ここ2日くらいのおでかけも少しその症状はあったけど、深く考えないようにして歩き続けることが出来た。

でも今日はそうはいかなかった。

歩きながらストレスになることを考えてしまうと苦痛が膨らんで体が止まる。

足を前に出すことすら頑張れなくなる。

いつもは当たり前にこなす歩くという行動は、心が重くなると「がんばる」の積み重ねで1歩1歩足を前に動かすことを意識するようになる。

誰を待たせているわけでもない、時間に追われているわけでもない、ただの気分転換に出かけただけの散歩ならば無理に頑張らなくていい。

 

足を止めてしばらく道に立ち尽くした。

すれ違う人の視線が気になったり、追い抜かされたりするのが少し心地悪い。

そしてまた少し歩いてみる。

また歩けなくなる。

引きずるように異常な程ゆっくりと前に進んでみる。

過去には通勤途中の駅で動けなくなって出社出来ず困ったこともあったし、昼休みから戻らなきゃいけないのに座り込んで動けなくなった経験もあるので、それに比べれば軽症であり、驚くことのない「鬱への納得」だった。

 

ああ、本当に私ダメになってるんだなあ。

 

寝起きに力が入らない、歩けない、些細なやりとりに強いストレスを感じて崩壊する、自傷欲求、まぁまぁの要素を満たしている。

分かってはいたのだけど、自覚を噛み締めてゆるやかに落ち込みを増す。

ああ、もう私は元気じゃないんだ。

出来ないことがあるんだ。

 

帰り道にデニーズに寄ってパフェを食べた。

2つも食べた。

美味しいとは思うけど別にそんなに幸せじゃない。

ただ、ぼんやりとでも欲求を感じたものは我慢せず満たしていきたい。

今はそんなモード。

多分このままだと結構太るだろうな。

 

Twitterを消したことによる友人への対応をした。

1人は身内の女の子。

詳細相談には乗ろうとしてくれないが理解と包容力と私への好意に安心感のある人で、それに対してはとても雑な対応をした。

読んでもしばらく既読を付けず、絵文字のない簡素な文で必要最低限のことだけを返した。

仕事でトドメ刺されて何もかも嫌になって勢いで消しちゃった

元気なふりするの疲れちゃったのかも

ありがとうね

意図して真似たわけではないけど、彼が私にそうするように相手の思いやりある優しさに甘えて頑張らない省エネで接した。

 

1人は礼儀を重んじたい男の子。

向こうから心配の連絡があったわけではないけど、オフ会の主催を合同で行うことになっていたパートナーで、私がやることになっていたものや相談ももう少し詰めなければいけなかった。

日が迫る中で突然姿を消したのは無責任だと思い、丁寧な文章で謝罪と説明を送った。

おはようございます。

オフ会あるのにTwitter消してしまってご迷惑おかけしてすみません。

参加するつもりではいるのですが昨日仕事でトドメ刺されてから急激にダメになってしまって今何も出来なくて数日仕事も休んで休養モードに入りました。

(オフ会詳細云々)が多分今の私には出来そうになくて計画倒れになってしまってすみません…。

また状況を見て連絡します。

 

もう1人は私を慕ってくれる年下の可愛い女の子。

普段プラベに関して個人的に話すことはないものの、SNSの中で自分への好意を日々感じていた。

心配そうに私の幸せを願うような文面を送ってくれたので、心配させないように大丈夫だよとお礼を添えて穏やかに丁寧な文で返した。

連絡ありがとう🥺
(共通のゲーム)全然関係ないんだけど、鬱の彼氏とのコミュニケーションがしんどくてストレス溜まってたとこに仕事でトドメ刺されて爆発しちゃって。

皆優しいから寄り添ってくれる人多いのすごく嬉しい反面で、そこまで声かけて貰っても一向に浮上出来ない病みツイばっかする自分が嫌になっちゃったりとか、中には快く思わず見てる人もいるだろうしとか思ったら安易に吐き出さない方がいいかなって自ら場所を封じた感じかな。

昨日仕事でプツッと来てから自分で限界認識したら色んなこと頑張れなくなっちゃって、今週は仕事も休みにして休養モード(笑)
(ゲーム)の曲聴くのもしんどい時あるけど、ちゃんと休んで復活出来るように頑張るね💪

気にかけてくれてありがとう😊

 

症状が同じタイミングでも相手によって対応が変わるものなんだなと俯瞰する。

身内の子に対して省エネで応じたその感覚が彼の私に対する接し方の真理な気がして、立場が変わってみてやっと理解が追い付いた気がした。

しなくても許されるなら愛想笑いも礼儀も今は頑張りたくないのだ。

それが甘えの印であり、心を開いて信頼している証拠なのだ。

可能か不可能かで言ったら、優しく礼儀正しい対応をすることは可能。

でも「ありのままでいいよ」と許してくれるなら疲弊した無気力のままでいさせて欲しい。

そんな学びが少し嬉しくて、病んだ甲斐があったような気さえした。

 

日中はひたすら寝た。

唐突に泣き出すことも度々あって、やっぱり休んで良かったなと思った。

昨日から視界がとてもぼやけているのが気になる。

PCの画面がマトモに見えなくて2重にも3重にもなってよく見えない。

メガネで多少落ち着くけど、これも精神疲労からくる症状の1つかな。

 

今日は本当にぐったりしていた。

彼のことは頻繁に思い浮かべるけれど、ここ最近の感覚とは違ってリアリティのあるものではないというか存在を思い浮かべても感情が付随しないというか。

数回はLINE画面の確認をしたけど、連絡がこないこともそこまで気にならず。

自分のことで精一杯になっているんだなあと思った。