まっすぐな視線

鬱彼氏とのお付き合い日記

0119 冷静に分析

喜びを噛み締めながら朝を迎え、実際会うなら…という想像で頭がいっぱい。

彼も頑張って打ち明けてくれたのだから私も休職していることをそろそろ伝えて平日日中でも会えることを教えた方がいいんだろなとか、今までデート代は全部彼氏持ちだったけど私が出してあげた方がいいのかな割勘がいいのかなと考えたり。

あわよくばそのまま同棲出来ないかなとちょっと強引な妄想もして、そのまま彼氏が転がり込んできても同棲可能なので家具動かしてお互いの自室作るならどうしようかなーなんて模様替えを検討してみたり。

 

「会える」ということが突然現実味を帯びてきて嬉しくて仕方がない。

それに今までの不安定なやりとりの中で、ちゃんと私の存在が彼の中でプラスだったのだと感じられた故の展開に思えて全部報われたような気がした。

勿論まだ確約ではないし実際は会えないかもしれないけど、確かな前進を感じて感無量…。

「回復してきて会いたいと思ったのがまずいちごさんだったんですね」って言ってくれた人がいて更に嬉しくなって泣いてしまった。

 

しかし、一晩経って冷静に分析モード。


「会いたい」と言ってくれたのは「何もしてあげれない罪悪感からくる彼なりのプレゼント」だったように思えてきた。

私の誕生日祝えなかった翌日も唐突に「あいたいなあ」って送られてきて、会うことを拒んだけど会いたくないわけじゃないアピをしてきた過去がある。

その時は当たり前に「会えないけど会いたい気持ちがあることを伝えたい」って意図だと理解して、私は具体的に会う展開に話を進めることなく「そう思ってくれるだけで嬉しい」って喜びを返した。

今回も年始の私の不安定さを訴えるLINEに何も返せなかった罪悪感から言ったのかなって。

 

今回はバレンタイン受け取る意思があるのは確実だから、実際に会えるものだと私は解釈したけど「どこでどうやって会うのが1番負担少ないかな」ってドタキャンとかも心配しなくていい旨まで諸々添えて具体的に詰めたら「ありがと少し考えてみる」って返答。

彼の「考えてみる」は実は信用性は低い。

彼のペースがあるだろうし、今まで月1程度しかやりとり出来なかった私とラリーしたことで今頃疲労してるかもしれないし、すぐに「じゃあ明日」とか「いちごはいつが都合いい?」とか言ってくれなかったのって、今回も同じく「気持ちだけ」なのかなって不安になってきた。

実際にデートのお誘いのつもりなら、どこで会うかを今から考えるって発言は出てこないよね。

 

ただバレンタインを郵送でよこせとは思わないだろうから、ぼんやりと会うことを想像はしているのだろうけど、そんな近日中に会える期待は一旦取り消した方がいいのかもしれないと思った。

私が部長と電話で休職の話をした時「社会人ならそのくらいやれよ」の圧に「あれも出来ませんこれも出来ません」って自分が無価値で無力であることを言葉にして伝えるのは物凄く勇気と労力を要して傷付いて、その後数日体調が悪化した。

だから離職を告げた彼もまた今悪化してる可能性高いのかも。

無理解で無配慮の部長と違って、喜びと優しさで接してる私は敵レベルは低い筈だけど、彼の元々所持しているエネルギーが当時の私より低いだろうから、落ち込み度合いは同じくらいかもしれないなぁなどと。


私は待ちわびた「向き合ってくれる彼」に歓喜するばかりだったけど、私が趣味垢の友人たちとの交流を遮断した理由の1つに「ごめんって謝るのが辛いから」っていうのがあった。

出来ないことが多いと自ずと謝る展開になって、謝る度に自分の無力さと迷惑をかけてる罪悪感を噛み締めてしまう。

今回のラリーも2回に1回くらいの頻度で「ごめんね」と彼は言っていた。

こっちは「鬱だから謝りがちだよね」ってあえて軽く捉えるように心がけているけど、言ってる本人は辛くて仕方なくて心の底から謝っていて、泣いているのかもしれないとは感じていた。

 

親戚のおうちで寝たきりの生活を脱して、最近はお兄さんと二人暮らしの自宅へも時々帰っていると言ってた。

私はそれをポジティブに「お外出れるのね!」「元の生活に戻りつつあるのね!」と喜んだけど、もしかしたら親戚の家でお世話になってるの居心地よくないのでは疑惑。

両親と不仲で実家には頼りたくないからって、結局仕事をやめても地方の実家に帰ることはなかったとのことなので、親戚側からしたら余程面倒見よく献身的で好意的でなかったら多少なりとも厄介者の印象抱いちゃう気がする。

もし善意100%でも彼なら罪悪感持たないわけないよね。

表面的な情報だけなぞれば「回復してきてる」し、勿論それありきで寝たきりを卒業できた事実はあるんだろうけど、自室のない自宅に帰ろうとする彼氏に違和感を持たなきゃダメだったわ。

多分今行き場所なくて苦しんでて、私に会いたいって思ったのもSOSの意味があったのかもしれない。

 

でも「少し考えてみる」を信じて彼のペースに任せるべきか…

 

年末の実家帰省で親に対する演技で疲弊した時、私はこんなことを呟いていた。

いつか彼氏とラリー連絡出来るようになったり会えるようになったら、相手が元気そうで楽しそうにしている背景はこうして嘘で塗り固めて演技をしていることを忘れずにいたい。
あからさまにしんどそうにされるのは一緒にいるの辛いけど、突然元気になるのは不自然だって違和感に思わないと次が遠のく。

思い出して良かったなと思った。

 

本人には言わないけど頑張れ~😖

やっぱこっちからアクション起こすのは今は控えた方がよさそうな気がしてきたから、デートの誘いも何もないこの先の数日?数週間?をじっとしていようかな。

悩みと違って助言次第で変わることじゃないからゆっくり時間かけて自分で落ち着かせるしか方法はないもんね。