0318 不幸に踏み出す覚悟
宅急便の受け取りに迅速に起き上がれる日が続いている。
受け取った荷物についている雫で雨の勢いを悟った。
天気の悪い日は鬱の人は体調が悪い可能性が高い。
天気予報を確認したら明日は晴れ。
連絡するなら今日じゃなくて明日だと思った。
でも昨日の花畑妄想のおかげでそろそろ送りたくなっていた。
少し悩んで結局送信。
実際送るとなると覚悟を決めなければいけない。
簡単な気持ちではなく、最悪の事態を想定する。
今は既読がついて穏やかな終わり方をしているのに崩しに行くのだ。
もしここから長期の未読無視になったら…?
いっそこちらから送らなければその絶望感もない。
返事はなかろうと、きっとここまでの展開ならば既読にはしてくれる筈。
そう信じて送信した。
すぐにはつかない。
ダメだった、何もリアクションがこない。
ホワイトデーに何か送ろうとして行動に結び付かずにいたとかだったら、せめて前回より早い既読がつくんじゃないかとか期待してしまった。
彼の未読無視が続いたゆえの音信不通は1ヵ月続いたことがあったけど、今回はそこそこ長期の放置をした筈。
もしかしたら受け身で待ちわびているのでは?なんて思ってしまった。
でも数時間経っても既読がつかないということは、少なくても喜ばれなかったということだ。
今日は別件で人間不信になりそうな出来事がもうひとつあった。
パワハラの時と同じ。
土台に彼氏のことでの忍耐があってギリギリの時に強いストレスが重なると潰れてしまう。
今回はトリガーとしての破壊力はなかったけど、ショックを引きずって怒りから嘆き、絶望へ形を変えて行っていた。
優しい言葉をかけてくれた過去を憎む。
味方のふりして側にいるような言葉を投げたくせに傷つけるんだね。
結局あなたは敵だった?
それとも私が傷つくことが想像出来ないおつむなの?
Twitterの皆に関して薄々感じていたこと。
当然ながら皆精神疾患に慣れていない。
捨て犬が濡れて段ボールに入っていたら誰もが可哀想と感じてタオルやミルクをあげたいと思うよね。
でも野良犬となって毎日家にエサをねだりに来たら少なくても可哀想という感情はなくなっていくよね。
そんな「無視することへの慣れ」が出てきた周囲に対して、私は日々新鮮な気持ちで傷ついてしまう。
誰もそんな継続の覚悟がなくて当然だし義務もない。
私にそんな価値がないし、と思ってしまう。
悶々とする気持ちに目を背けながら1日を過ごした。
前回も今日と同じように昼過ぎに送って、深夜の2:45には既読を確認出来ていた。
でも今回はその時間を過ぎても表示が変わることはなくて、ここを過ぎたら最短でも明日の昼までこのままだろうことを察した。
未読は生存確認が取れない不安が付き纏う。
LINEのアカウントが生きている限り、本人が亡くなってキャリアを解約したとしても未読のまま送信し続けることが可能だから何かあっても分からない。
その不安を訴える文章を下書きしてみた。
親戚のおばさんかお兄さんと繋いで欲しいと。
実際に送る気はあまりなく、ぶつけたいことを単純に文字に起こしてみただけだったけど、実際やってみたら感情が膨れ上がってしまった。
「私はどういう気持ちで待っていたらいいの…」
情緒不安定が爆発した。
自傷欲求が久々に沸き起こり、刃物はダメと赤いボールペンを手に握る。
慣れた手付きで腕に無数の線を引いた。
何も感じない。ただストレスをペン先に込めて外に出そうとする。
しばらくすると蚯蚓腫れになったので、恒例の展開だなと思いつつもかゆみが強く、保冷剤で冷やす面倒な展開。
よく見たらインクではなく少し血が滲んでいて、ペン先でも筆圧が強いと切れてしまうものなんだなぁと学んだ。
ほてりと、かゆさと、ピリピリした痛み。
その始終ずっと号泣していた。
大粒の涙って本当に粒が大きいなぁとか思いながらぼたぼた垂らして、鼻づまりで呼吸がうまく出来なくなって、ティッシュは山になって。
これだけ泣いたらデトックス効果で明日は少し楽になるかな?とか冷静に考えながら泣いていた。
多分最近感情を無にコントロールしすぎていた分、溜まっていたんだろうな。
私には価値がない。
私には幸せになる資格もない。
だったらもう全部手にすることなく死んじゃえばいいじゃん。
地震も怖くなくなるし、(彼氏)が生きてるかどうかも関係なくなるじゃん。
その方がよっぽどいいじゃん。
でも、私優しかったでしょう?
なんで?なんで?ずっと優しくいたのにどうして無視するの?
そう声に出して泣いた。
途中で思い出して抗不安薬を飲んだ。
私も一人になろうかな。
皆敵みたいに見えて人と関わるのまたしんどくなってきちゃった。
より一層面倒な人認定へ。