1220 絶望の淵
想いを込めたお手紙が無視された絶望を、1日かけてなんとか変形させようと頑張っていた。
手紙の内容が悪いわけでもないし、送ったことが悪いわけでもなければ、読まない彼が悪いのでもなく、ただタイミングが合わなかっただけだと、言い聞かせ続けていた。
カウンセラー太鼓判の「全てわかってる」らしいし、頭ではいつだって理路整然と正論が理解出来ているのに心がついていかなくて今日は屍のように寝返りを打つことしかしない日だった。
無気力と動悸と悲しみと絶望。
ダメージを受ける自分すら許せず悲しんでいいんだよと呟いて泣いた。
私の好きな詩に「誰の為に生きる?」という問いかけがあって「自分の為に生きろ」という教えが説かれている。
私にとってとても難しい課題だけど改めて噛み締め直して呼吸を整えようとした。
人間って、光が見えるから進んでいくんじゃなくて、「今は何も見えないけど、きっとその向こうに何かがある」って思いながら、戦いながら生きていくものじゃないですか。
3度目の正直でようやく理解した彼の主張は「話しかけられたくない」なんだと思った。
都合よく「優しい言葉なら喜ばれる筈」と勘違いして押し付けたけど、そろそろ訂正を受け入れなければいけないのかもしれない。
彼の世界に私はいない。
私の世界には過去の彼しかいない。
そう思ったら彼の存在で生きる執着を持つようになった価値観が壊れてまた「いつ死んでもいいや」に戻った。
極論過ぎる自覚も依存して自分を見失っていることも、それが美しくないことだということも嫌と言うほど分かってる。
そういう自分が大嫌いだった。
それを全部ありのままで受け止めて何も変わる必要はないと教えてくれたのが彼氏だったの。
それがいなくなってしまった。
彼は生きていますか?
なぜそれすら私は知ることが出来ないの?
好きなアーティストの新曲の歌詞なんだけどね、改めてこの人の言葉好きだなあってのがあって。
うまく人を愛せなくて後悔と罪悪感ばかりの苦しさの中で、世の中には幸せそうな愛が溢れていて目にする度に劣等感に苛まれるの。
私ばかりが弱すぎた
思い出す度に爪が心を掻き毟る
私を許して ごめん
愛に似せた愛で
許して
何処も愛で愛で色飛び散る
良かれと思って送ったLINEは「愛に似せた愛」だったなって。
私を許して。ごめん。
友人に言われた「いつまで待てる?」に頭を抱え、趣味垢の方でアンケートを取ってみた。
半月以下って回答が一位なのちょっとビックリ。
ただの一般論で何の目安にもならないかもしれないしそれぞれの価値観で動けばいいと思うけど、改めて「私頑張ってるよね」って思う。
補足リプくれた人たちは「待ちながらも同時進行で次の人を探しちゃう」って意見が複数人。
恋人が欲しい、結婚したいって価値観が強いと確かにそうなるんだなあ。
あと事情を考慮しない場合の一般論は2週間返事がなければ自然消滅だという説も。
実は私もお休み宣言を出された時、他の人に目移りしてしまった。
たった10日だったけど、話したいことがある時は連絡しない?と歩み寄ろうって提案をしたのに、無視してゲームしてるのを知ってしまった時はもう完全にフラれるのだと思って、慰めてくれる誰かに出会いたくて再びマッチングアプリに手を出したっていう。
うまくいきやすいコツを掴んでしまったので数時間で大量にマッチングして速攻でデートのお誘いも数件来てしまったしいいなと思う人もいたんだけど、朝になって彼から「あとで連絡します!」ときたのでデートの誘いを断って速退会したっていう経緯が実はあった。
新しい可能性に少し希望を持ったけど、やっぱり彼に敵うわけがなくて。
なんで彼を越えるような人がこの中にいないんだろうって思いながら見てしまっていたからそりゃ見つかる訳もなく。
あと単純に「シェフ」っていう彼の得意分野も大きかったのよね😂
彼氏に料理作ってって言われるの今まで苦痛過ぎて、女なのに出来ないの?って目で見られるのがすごく嫌で。
料理を女に求めて「子供は欲しい」って言う男性、まずまず家政婦扱いになる説。
それを自分の意思として望める女の子ならWin-Winだけど、私はどちらも苦痛なので今の彼氏は子供もいらなくて私と仲良くいたいだけ、料理は俺がやるから他の家事やってっていうスタイル凄く理想的だった。
料理と呼べない範囲のものなら私もやるけどね。
彼がうちで料理を作ってくれた時、まともな食器がなくて「いつか一緒に食器見に行こうね」って約束したんだ。
「俺食器にはちょっとうるさいよ」って拘りがあるみたいで、どんなセンスなのか楽しみにしてるんだからねっ。
「料理なら何でも作れるよ」って言ったのにまだ2回しか作って貰ってないもん。
もっといっぱい食べたいよ。
うちのキッチンに彼が立ってる姿をまた見たい。
どんな条件を白紙にしたとしても、私はこの人と一緒にいたいと思ったんだ。
強く強くそう願ったんだ。
それをただ諦めたくないだけなんだよ。
苦しい気持ちと向き合わなきゃいけないのしんどいなって思ってたりしたけど、彼のこと思うと改めて大好きだなって幸せな気持ちがちゃんと今もあったかい温度で存在してることを感じられた。
辛さよりも愛しさで埋めていけるといいな。
今日は睡眠も取れたし、外出もして、お友達と雑談も楽しく出来て、美味しいもの食べて、割と満足な1日だった筈なのに、眠りたくなくて、1時間くらい動悸がおさまらない🥺
分かってはいたけどそんな簡単には快調にならないんだなぁ。
眠りたくないって思うの、地味に重症よね。
うまく眠れなくて疲弊したり、悪夢だったり、泣き喚きながら起きたり、直視したくない本音に気付かされてしまったりの苦痛がトラウマになってるから寝ることに対して恐怖が強くて、生きるのに必須の休息を拒んでしまう。
眠るのが怖い。