まっすぐな視線

鬱彼氏とのお付き合い日記

0106 現実逃避

帰宅したら電気をつけっぱなしになってた部屋があって、合鍵渡してないしいるわけないのに彼氏の名前を呼びながら靴を脱いだ。

ある日突然全てが元通りになったらいいのにって、ありえない夢を時々見てしまう。

 

ちょっとした遊び心のつもりで私は時々妄想をする。

もしこの場に彼氏がいたらこんなやりとりになるかなって想像して、実際に自分のリアクションを言動に表現してみることがある。

勿論それは自分でちゃんとふざけた遊びだと自覚しているんだけど、集中して妄想力をかきたてているからどこかではトリップしているところもあってまぁ傍目に見たらヤバい奴よね。

でもそれで保たれる幸せがあって、消えそうになる蝋燭の風よけみたいな役割をしていて。

あとは実際にあったやりとりを回想しながら当時と同じように口に出して笑ってみたり、続きの言葉や違うリアクションを妄想してみたりも。

 

家の中の段差に立って「ねぇねぇちょっとこっち来て」って呼びよせて「ここなら目線一緒になるー♪」って言ったら「そんなデカいのやだよー笑 この身長差がいいの」って上から見下ろすアングルがいいのだと言われたことがあった。

見上げるの腰と首にくるから(笑)無理しなくても顔が近いの楽ちんでいいなぁと思って段差に乗ったのになーって思いつつ、些細なそんなやりとりは私の宝物のひとつなんだ。

 

彼はそれが好きなのかと1つ知れたことが嬉しくて

彼より小さい身長である自分が肯定されたようで嬉しくて

私たちの関係に満足していると知れたことが嬉しくて

そのやりとりをしながら彼が私に笑顔を向けてくれたことが嬉しくて。

それがたまらなく恋しくて。

 

彼もきっと私のこと忘れる日はないだろう。

常に存在を思い浮かべて、それに苦しむ日もあれば拠り所にする日もあって、体調次第で私の価値は日々変動しているんだろうな。

彼はその変動に自信が持てず、その時の感情や言動を自分の全てだと鵜呑みにされたくなくて、一時的な優しさも何も告げられないのかなって思ったりする。

不安定過ぎて無責任なことしか出てこないのは、私も自分の身で体感してるから、相手を大切に思えばこそ更にそれを伝えられなくなるのかな。

 

「今」だけでいいのに。

不安定でも無責任でも明日にはなくても、今感じていること教えて欲しいよ。

 

傍に君が居ると何故だか悲しい
一つになれないのは何故?
手を開き壊れそうな言葉でも、ただ一つでもいい
その胸に突き刺さる程の刃を心にくれ