まっすぐな視線

鬱彼氏とのお付き合い日記

感情のやり取り

1025 嬉し泣き

謝り合う気まずい空気はもう放置するしかないのかなと諦めかけていた。 本心ではないものの、逃避感情が芽生えて「忘れたい」とすら独り言を呟くようになっていた。 罪悪感が膨らむだけの時間の過ごし方は毒が強い。 しかしそこへ思いがけない展開が起こる。…

1024 謝り合う私たち

お誕生日翌日の23日。 怒りが落ち着いた私は調子に乗って励ましの言葉を贈った。 読んでいた書籍に「妻であることもママであることも君の存在価値ではない」という病んだ奥さんをいたわるフレーズがあって、素敵だなと思ったから真似したくなった。 ただ存在…

1022 怒りと赦しの誕生日

期待していた日付変更線のお祝いはなかった。 「たった一言のおめでとうがなぜ送れないのか」という疑問は湧かない。 よしよしのスタンプが送れない彼は、他のことも考えた上で期待に沿ったことを完璧に叶えてあげられない敗北感と罪悪感の方が上回っている…

1019 彼の気持ち

昨日送った「22日(私の誕生日)どうしよっか?」に応答がないので、改めて連絡をした。 約束守らなきゃのプレッシャーから解放するために昨日の連絡したんだけど結論出さなきゃって頭抱えちゃったかな? 「絶対に変更してはいけない確約を伝えなきゃ」って…

1016 おれも記念日

目覚めは眠りが浅い。 今朝も彼の夢で起きて、予感していた鬱フラグに近付いていくのを悟る。 徹夜をして無理をする彼と同じ授業を隣の机で受けるお話。 私は前のめりに前の席の女の子と必要な会話をする彼を眺めていた。 彼の背中のTシャツの裾が上がって、…

1013 カミングアウト頑張ったね

目が覚めた瞬間から寂しい。 意識が覚醒すればする程に寂しさが募っていく。 記念日に会うことをそっけなく断られ、それすら「意思表示ちゃんと出来てえらい」って褒めたのに既読がつかない状況のまま2日が過ぎた。 読んでるのは分かっているし何か返さなき…

1010 園児を送り出す母の気持ち

突撃翌日、彼の好意と状況が分かって私は安堵でいっぱいだった。 お休み宣言は解除でいいんだよね?と恐る恐るおはようの連絡を意識する。 今までだったら「今日もお仕事頑張ってね」って言い合ってたけど、相手が鬱となれば誰もが知ってる禁句なので避けね…

1007 彼の鬱を認識した日

朝、起きたばかりであろう時間にLINEがきた。 「おはよう!後でLINEします!」 昨夜の電話はやはり寝ていて気付かなかっただけだろうか。 でもあの長文に対して放置していたのは間違いなくて、来る連絡にも期待は出来なかった。 別れを告げられることを覚悟…

0926 お休み宣言

最近の彼は仕事の疲労を訴えることが多い。 付き合い立てでとにかくずっと側にいたいバカップルモードの2人を、彼の職場環境が壊しに来ていた。 それでも毎日おはよう、今日も頑張ろうね、日中少し雑談、お疲れ様、おかえり、おやすみ…と1日中何度か連絡を取…

0916 早かったのかな

手帳にスケジュールを書き込みながら、私たちはまだ1週間も経ってないんだなって改めて認識して笑っていた。 彼から朝のおはようが来た時にそのことを告げ、彼の誕生日を手帳に書き加えた。 「この仲の良さは1週間未満とは思えないね(笑)でもこれからもっ…